モバイルバッテリーの捨て方¦膨張したバッテリーの処分方法も解説

モバイルバッテリーとは、持ち運びができる充電器のことです。スマートフォンやイヤホン・ノートPCなどコンセントがない場所でも充電することができるため、防災用品としても持っている方も多いのではないでしょうか?

便利なモバイルバッテリーですが、捨て方が分からず困っている方はいらっしゃいませんか?
こちらの記事では、モバイルバッテリーを正しく捨てる方法について解説していきます。
また、膨張したモバイルバッテリーの捨て方・処分方法についても合わせてご紹介していますので、是非参考にしてください。

モバイルバッテリーを捨てるには?正しい捨て方

モバイルバッテリーの捨て方①¦小型充電式電池リサイクルボックスや家電量販店で処分する

小型充電式電池リサイクルボックスは以下の場所に設置されています。

  • 家電量販店
  • 自転車販売店
  • ホームセンター
  • 市庁舎・各区総合長庁舎
  • 区民利用施設
  • 各区資源循環局事務所

モバイルバッテリー、本体から取り外したリサイクルマークのある小型充電式電池が、回収対応品となります。

また、ノジマ電気では買い替え時に無料で引き取りサービスを行っているため新しく買う予定がある場合は、回収してもらえる店舗を選ぶのも良いかもしれません。

  リサイクルボックスにモバイルバッテリーを捨てるときの注意点
  1. ①回収できるのはJBRC会員企業製のものに限る
  2. ②端子部をテープ等で絶縁しましょう
  3. ③膨張や変形、破損したもの、水濡れしたモバイルバッテリーは回収対象外

※詳細はJBRCのホームページから確認が可能です。

モバイルバッテリーの捨て方②¦自治体でごみの日に捨てる

モバイルバッテリーは、多くの自治体で一般ごみとして捨てることはできませんが、一部自治体で収集している場合があります。

品川区では令和6年9月から「陶器・ガラス・金属ごみ」の日にモバイルバッテリー・タブレットやスマートフォンなど充電式電池を内蔵した小型家電の回収が始まりました。
品川区では膨張したモバイルバッテリーも戸別収集で捨てることができます。必ず他のごみと分けて袋に「充電池」と記載したうえで出しましょう。

江東区ではモバイルバッテリーや携帯電話のバッテリーパックを燃やさないごみの日に回収していています。膨張した電池やモバイルバッテリーも収集可能ですが、単体で袋に入れて「膨張電池」と記載して出しましょう。

品川区と江東区では、膨張したモバイルバッテリーの回収もしていますが地域により対象外となる場合もあります。各地域によりルールが異なりますので必ず排出前に確認するように気を付けてください。

モバイルバッテリーの捨て方③¦携帯ショップで引き取りを依頼する

auやソフトバンクなどの携帯ショップでは、モバイルバッテリーの回収を行っています。
他キャリアでも回収しているところもありますが、そのキャリアで購入したものに限るなど決められている場合があります。お近くの携帯ショップで引き取りしてもらえるか確認しましょう。

モバイルバッテリーの捨て方④¦不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼すると、モバイルバッテリーをはじめ家具や家電など家にある不用品をまとめて処分することが可能です。
処分に費用はかかりますが、大量のモバイルバッテリーがあるときや他にも捨てたいものがあるときは不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

また、不用品回収業者をお探しの方にお勧めなのが、株式会社アール・イー・ハヤシです。
アール・イー・ハヤシは、東京都の品川区と大田区にある産業廃棄物処理業者です。
東京都の認可に加えて優良業者に送られる認定も取得しております。

企業様でモバイルバッテリーの処分や他にも捨てたいものがあるとき、捨て方に困ったときは是非一度お問合せください。

膨張したモバイルバッテリーの捨て方

なぜ膨らむのか

モバイルバッテリーは経年劣化により膨張する可能性があります。
リチウムイオン電池が劣化すると化学反応が起こるため、ガスが発生するためです。

近年、電車やバスなどでモバイルバッテリーによる爆発事故も発生していますよね。その原因の1つが落下による衝撃です。
モバイルバッテリーを落とすと、衝撃により電池内でショートを起こして発火する可能性があります。

買い替えにより使用せず放置していたモバイルバッテリーが知らない間に膨張していた…なんてこともありますので、使わないものや落下したものは早めに処分するなど対策をしましょう。

バッテリーが発火・爆発する前兆とは

  • バッテリーが膨らんできたとき
  • 使用時に異音や異臭がするとき
  • 充電が最後までできないとき
  • 充電中、異常に本体が熱くなるとき
  • 使用できる時間が短くなったとき


モバイルバッテリーは便利な一方で、使用方法を守らないと怪我や事故に繋がる可能性があります。このような症状が見られる場合は直ぐに使用をやめて適切に処分することが必要です。

膨張したモバイルバッテリーの捨て方

一般的に膨張したモバイルバッテリーは回収ボックスに入れての処分が出来ません。
手順が煩雑になりますが下記の手順に沿って手続きを行うことで捨てる方法が見つかる可能性があります。

膨張したモバイルバッテリーの捨て方①¦販売元に確認

Amazonや楽天など購入元のお店に確認を取ってください。捨て方について案内や返品を受け付けてくれる事があります。

膨張したモバイルバッテリーの捨て方②¦製造メーカーに回収可能か確認

販売元が対応不可の場合、製造メーカーに確認してください。バッテリーが膨らみ故障したとして連絡する事で対応してくれる場合があり、その際に「修理費用を払い修理」か「処分するか」と案内が貰えると思います。

膨張したモバイルバッテリーの捨て方③¦JBRCに確認

公式ホームページにて回収協力店を検索してください。回収協力店に連絡し回収可能かどうかの電話で確認してみてください。


上記でもダメな場合、各市区町村の窓口に連絡し捨て方の確認を取ってください。
たらいまわしになる可能性がある為、上記の「販売元」「製造元」「JBRC」にも確認したが断られた旨を伝えどのように処分したらいいかの相談をしてください。

膨張したモバイルバッテリーの捨て方④¦不用品回収業者を利用して処分する

不用品回収業者を利用すれば、膨張したモバイルバッテリーの処分が可能な場合があります。
業者を選ぶ際に、回収可能かどうかお問合せしましょう。

企業様の場合で、メーカーに引取りをして断られてしまった場合や大量の場合はアール・イー・ハヤシにお任せください。

モバイルバッテリーの絶縁処理のやり方

モバイルバッテリーを捨てるときは、必ず端子部分をビニールテープやセロハンテープで覆い絶縁処理をしましょう。
絶縁処理をしないまま、捨ててしまうと他の金属に触れた際ショートして発火などの事故に繋がる恐れがあります。

モバイルバッテリー処分方法 よくある質問

膨らんだモバイルバッテリーは塩水につけても良いですか?
モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオンは電池は、水に触れることで発火する性質を持っています。そのため、塩水につけるとかえって発熱や発火を引き起こす原因となるためやめましょう。
モバイルバッテリーの寿命は?何年くらい使える?
モバイルバッテリーには、充電回数が決められており容量やメーカーにより異なりますが一般的には300~500回といわれています。大体1~2年が寿命ですが、使用状況により変わります。使用時に異常に発熱したり、使用できる時間が短くなったなどの症状があった場合は、寿命が近い可能性があります。必要に応じて買い替えを検討しましょう。
モバイルバッテリーの選び方は?
PSEマークという電気用品安全法に準じた商品を示すものがあるかどうかを確認しましょう。
PSEマークがついていても商品名や事業者名などの日本語がおかしいものは粗悪品である可能性も高いです。
モバイルバッテリーを購入する際は、できるだけECサイトではなく家電量販店で買ったり国内メーカーのものを選ぶなど工夫しましょう。

モバイルバッテリー処分方法のまとめ

 モバイルバッテリーは地域により戸別収集で捨てられる場合と捨てられない場合がある

 膨張したモバイルバッテリーは、メーカーや不用品回収業者に依頼して処分しよう

 企業様で不要になった家具・家電の処分はアール・イー・ハヤシにお任せ!